岡前商店さん:仲見世創業からの老舗、海苔とお茶


お店で談笑する店主の岡前さん(撮影:北村友宏さん)

こんにちは、
今日は、仲見世商店街の老舗中の老舗、岡前商店
(おかまえしょうてん)さんをご紹介します。

【目次】
1. 仲見世商店街と同じ年の岡前商店さん
2. 美味しいお茶はやっぱり...
3. 知らなかったお茶っ葉の活用方法
4. ひとつひとつ違う急須
5. 仕入れは朝二番電車で築地まで
6. 仲見世商店街のデータバンク、岡前さん
7. 私から一言

1.仲見世商店街と同じ年の岡前商店さん
1947年、終戦2年後に仲見世商店街は始まりま
した。
岡前商店さんはこの商店街の始まりから続く
老舗です。

今年なんと70年!

おめでとうございます。

仲見世商店街の歴史に関しましては、下記の弊ブログ
記事をご参照下さい。

*「今年70周年、仲見世商店街の歴史」

岡前商店さんは、主に海苔(のり)とお茶、そし
て急須(きゅうす)等も扱われています。

お店の場所は、仲見世商店街の中で、現在のパー
クアベニュー通り、昔「駆け足通り」と呼ばれた
通り(JR町田駅側)寄りにあります。

営業時間は10:30-17:30、水曜と日曜がお休み
です。

解放された間口で落ち着いた雰囲気のお店の奥、
のれんの向こうにいつも2代目店主岡前さんの姿
があります。

今年84歳の岡前さんは今も勉強家で読書家、い
つも何かしら読んでいらっしゃいます。

こんにちはー

と声を掛けると、ひょいと顔を上げて笑顔を
パァーっと広げて迎えてくれます。


岡前さんと美味しいお茶たち(撮影:北村友宏さん)

2.美味しいお茶はやっぱり...
岡前さんにお話しを伺っている時、ちょうどお茶
を買いにお客さんが入って来ました。
60代と思しき男性。
粉末になったお茶を買うそのお客さんに

「美味しいのはやっぱりお茶っ葉から入れたお茶
なんですよ」とほぼ独り言。

*ご参考「お茶のおいしい入れ方」

岡前さんのつぶやきが聞こえてしまった男性客も
ちょっと照れくさそうに

「そうなんだよね、でも今日はこれでいいや」

その後、お二人は昔出がらしのお茶っ葉で掃除
した話しなどされていました。


お茶っ葉活用法の一例

3.知らなかったお茶っ葉の活用方法
恥ずかしながらお茶っ葉で掃除したことがない私
はインターネットで調べてみました。

*ご参考「古くなった緑茶の茶葉&出がらし活用法」

この記事の通り、お茶っ葉が持つ殺菌効果や消臭
効果を活用しています。

昔ながらの生活の知恵がたくさんあることを知り
ました。

改めてお茶を急須で入れて楽しむ、その後、出が
らしを生活に活かす、
こんな暮らしは人を温かくして落ち着かせてくれ
そうです。

4.ひとつひとつ違う急須
お茶っ葉で入れるお茶となれば急須。
岡前商店さんでは選りすぐりの急須が並んでいま
す。

岡前商店さんに並ぶ急須を見てみると、それぞれ
の顔があることに気付きます。
持ち手の角度も一つ一つわずかながら違っていま
す。

それぞれの急須で自分がお茶を入れるところなど
想像すると楽しくなります。


昔の築地市場
5.仕入れは朝二番電車で築地まで
岡前さんは30歳になる頃からお父様と一緒に岡
前商店さんに立つようになります。

当時は、海苔の仕入に築地まで行かれていたそう
です。
朝二番の電車に乗って新橋へ。
そこから築地市場で仕入れて、大きな箱を背負っ
て、また電車で戻ります。

あまりに大きな荷物で他の人からジロジロ見られ
たもんだと笑って話してくれました。

築地から戻られて朝7時には仲見世商店街でお店
を開いていたというから驚きです。

仲見世商店街の歴史でも書きましたが、当時町田
界隈に商店街は少なく、朝からわざわざ電車に乗
って買いに来るお客さんもいたそうです。

その為、朝7時には仲見世商店街はどの店も開店。
正に、家庭の台所を支える存在なのでした。

6.仲見世商店街のデータバンク、岡前さん
このブログを始めるに当たり、初めて岡前さんに
ご挨拶に伺った時です。

趣旨に賛同して下さった岡前さん、
「本気でやるならこの資料を貸しましょう」
それが写真の資料です。

いつ書かれたものかは不明ですが、仲見世商店街
が始まった昭和22年(1947年)から昭和39年
(1964年)までの商店街の歩みが記録されてい
ます。

インターネットで調べても、町田市役所で調べて
も、ほとんど分からなかった仲見世商店街の歴史
がこと細かに記録されたこの資料は本当に貴重な
もの。

こんな大切な資料を初めて会った私に気前よく
手渡して下さいました。

(岡前さん、ありがとうございます!)


仲見世商店街の通路清掃でホースで水を撒く岡前さん

岡前さんの資料の保管は素晴らしく、その後も顔
を出す度、毎回異なる資料を貸して下さいます。

毎度私が帰った後に岡前さんが手持ちの資料を
色々探して下さっていることが分かりました。

他の商店の店主さんたちもいつも親身に仲見世
商店街のことを教えて下さいます。

仲見世商店街に生きる人たちの温かみに触れる
想いです。


岡前商店さんの看板(撮影:北村友宏さん)

7.私から一言
是非、岡前商店さんにお越しください。
落ち着いたお店で美味しいお茶の入れ方など岡前
さんに伺っては如何でしょう?

あ、急須も見てみて下さい。
新しい暮らし方と出会えるかもしれません。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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