丸錠さん:仲見世創業時から70年続くカバン専門店


丸錠さんの看板(撮影:北村友宏さん)

こんにちは、
今回は、仲見世商店街と同じ歳、カバン専門店
の丸錠さんをご紹介します。

【目次】

1.今年70年、丸錠さんのコト
2.地元の生徒さんを支えて来た丸錠さん
3.丸錠さんのもう一つの看板、マロちゃん
4.仲見世を想う店主さん
5.私から一言

1.今年70年、丸錠さんのコト
以前ご紹介した海苔とお茶の岡前商店さん同様、
丸錠さんも1947年仲見世商店街誕生と共に
開業され、今年で70年になります。

*岡前商店さんの記事はこちら
*仲見世商店街の歴史の記事はこちら

丸錠さんは、商店街をぽっぽ町田側の入口から
入って右手の2件目にあります。

歴史ある丸錠さん、落ち着いた雰囲気の店内には
豊富なカバンが並びます。

モダンなフォントの看板も相まって、モガ(モダ
ンガール)御用達のカバン屋さん、という印象が
ありますが、店内右手の紳士用のカバンも数多く
あり、その品揃えの多さに驚きます。

カバンの数としては婦人用の方が若干多いとの
ことですが、聞かないと分からないほどです。

お店の営業時間は11:00-18:00、水曜と日曜が
お休みです。


丸錠さん店内の一部。カバンはいくつあるのでしょう?
(撮影:北村友宏さん)

今の店主さんは2代目で女将さんです。
ご祖父がお隣の矢部商店さんの創業者。
お父上が丸錠さんの創業者という商才溢れる家系
に育った女将さんです。

しかしながら女将さんにお話しを伺っていて、
お店の落ち着いた雰囲気は女将さんのお人柄によ
るものだと感じました。


色々お話しして下さる女将さん(撮影:北村友宏さん)

丸錠さんは東京や兵庫からカバンを仕入れています。
何故兵庫なのですか?と聞いてしまいましたが、
兵庫はカバンメーカーが多くて有名な土地だそう
です。

以前は秋葉原の近くにある横山町に個人商店向け
の問屋街があり、そこから仕入れていたそうです。
今はその問屋街のお店も減ってしまったようです。

横山町も活性化をがんばっていたが…

2.地元の生徒さん達を支えて来た丸錠さん
女将さんは、町田一小と町田二中に通っていまし
た。
入学した時、友達たちのランドセルや学生カバン
はほとんどが丸錠さんのカバンだったそうです。
控えめな女将さんは、友達に聞いたりしなかった
そうですが、見れば分かった、と言います。


ランドセルは今も見るが、中学生の学生カバンを見ることは減った。

カバンと言えば丸錠さん、昔から地元の生活を支
えてきた老舗ならではのエピソードです。


カバンに囲まれてお話しする女将さん(撮影:北村友宏さん)

そんな丸錠さんの店内、右手の紳士用カバンの
ところに飾り棚があります。
何だろうと思って覗き込むと、化粧品でした。

最初はカバンの革の手入れ道具だと思ったのです
が、パッケージには肌荒れ用の記載。

これは、以前近くで化粧品屋さんをやっていた知
り合いの方が撤退された時、一部丸錠さんで置く
ことにされたそうです。
こんなところに仲見世の人情を感じます。

3.丸錠さんのもう一つの看板、マロちゃん

お店に入ってちょっと奥に行くと気付きます。
あ、ワンちゃん。
そう、このワンちゃんこそが丸錠さんのもう一つ
の看板であり看板娘であるマロちゃんです。


ご主人様のそばで静かに座るマロちゃん(撮影:北村友宏さん)

最初マロちゃんを見た時、その凛々しさに、吠え
られちゃうか?と思いました。
でもとっても静かで人に慣れている”お嬢様”でした。


私の足と靴をチェックして合格を出してくれたマロちゃん。
(撮影:北村友宏さん)

ところで何故マロちゃんというのでしょう?
皆さんはもうお気付きですか?

そうマロマユだからだそうです。
お店の雰囲気に合ってます。


マロちゃんのマロマユが一番きれいに撮れた一枚
(撮影:北村友宏さん)

老舗丸錠さんのお客さんは中高年のお馴染みさん
が多いそうです。
きっとマロちゃんもお馴染みさんとの付き合いが
長くよく知っているのだと思います。

4.仲見世を想う店主さん
町田で育った町田っ子の女将さんは学校が終わる
とそのままお店に直行していたそうです。
そういう意味ではご幼少の頃から仲見世を肌で
感じてこられたのだと思います。

そんな女将さんも昔の仲見世を懐かしく思い出
されることがある様です。
他の老舗の店主さん同様、昔の仲見世は、商店
街が一つの会社のようだったと言います。

商店街でお客さん向けのイベントのみならず商
店街で働く人たちのイベントも盛んで一体感の
ようなものがあったようです。


メモ取りを見守りつつ待って下さっている女将さん
(撮影:北村友宏さん)

更らに仲見世商店街のようなアーケード(屋根の
ある商店街)も当時珍しかったと言います。

町田自体はすごいスピードで変わりました。
丸錠さんを見ていると、仲見世商店街はそれとは
違う時間の流れ方をして来たように感じます。
それでも変わったところと今も残っているところ
がある。
そんな仲見世商店街自体、希少な存在と言える。
と、女将さんのお話しを伺いながら思いました。


ここは昔から続く仲見世商店街への入口(撮影:北村友宏さん)

5.私から一言
是非、丸錠さんにお越しください。
お気に入りのカバンとの出会いは生活を楽しくし
てくれるはずです。
あの落ち着いた店内の雰囲気は、昔から続いてき
た仲見世商店街ならではを感じさせてくれます。
皆さんも感じてみて下さい。
そしてマロちゃんに覚えてもらって下さいね。

最後まで読んで頂きましてありがとうございまし
た。
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